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就労継続支援B型について学ぼう



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就労継続支援B型をご存知でしょうか?

就労継続支援B型は障害がある方のうち、年齢や体力等の理由により働くことに支援が必要な方が利用する施設です。

今回は就労継続支援B型についてご説明させていただきます。

    

就労継続支援B型とは?
  • 障害や難病のある方のうち、年齢や体力等の理由により企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が就労訓練を受けるサービスです
  • 雇用契約を結ばないため、工賃(給与)は最低賃金を下回ることがあります
  • 障害者総合支援法に基づくサービスの一つであり、比較的簡単な作業を短時間から行うことができます。
<ポイント>

 

どんなお仕事をするの?
就労継続支援B型のお仕事の内容は事業所により様々です。

<お仕事の一例>
  • 農作業
  • 部品の加工
  • 茶店での調理
  • 食品の製造(パンやクッキーが多い)
  • クリーニング
  • データ入力
<一日の流れの一例>

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体力面や集中力などを考慮し、短時間の作業と休憩を交互に行うような施設さんが多いです。

 

就労継続支援B型の利用対象者

 就労継続支援B型は身体障害者知的障害者精神障害者発達障害者や難病のある方で以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
  • 就労経験があり、年齢や体力面で一般企業の就労が困難となった方
  • 50歳に達している方
  • 障害基礎年金1級を受給している方
  • 就労移行支援事業所などによるアセスメントで、就労面の課題が把握されている方

就労継続支援B型は、特別支援学校等を卒業後にそのまま利用することはできません。いったん企業等での就労経験の中で就労継続が困難な場合や、就労移行支援でのアセスメントが感力している必要性があります。

地域や特別支援学校にもよりますが、就労移行支援のアセスメントを高等部のカリキュラムの中で受ける学校も存在します。

障害者手帳を所持していなくとも、利用できるケースもあります。条件に関しては市町村に問い合わせてみてください。
就労継続支援B型の工賃ってどの程度?

就労継続支援B型の給与体型は各事業所で仕組みが違います。1日1000円などの日当制や作業の出来高によって変動するなどさまざまです。

就労継続支援B型は雇用契約を結ばないため、法令によって定められた最低賃金を下回ることが多いのが実情です。

厚生労働省の調査によると、2019年の平均月額工賃は1万6369円です。
時給にすると214円となります。う〜ん、なかなか厳しい金額です。

近年、B型事業所の工賃をアップさせるための制度改正が行われたりされているため徐々に月額工賃は向上してる傾向が見られます。
自分にあった就労継続支援B型選び
●作業内容や環境は自分の特性にあっているか?
まずは施設見学に行き、お仕事の内容が自分にあっているか?お仕事をする環境が自分の特性にあっているかなどを確かめてみてください。

次に数日の利用体験を行って実際に自分の技能やペースにあっているかを確認してみましょう。

●体調に合った勤務時間が選べるか?
ご自身の特性や健康状態によっては、通勤やお仕事量により疲れてしまうことがあります。通院等のスケジュールなども重要です。

勤務時間や送迎の有無などご自身に適した勤務スタイルに合う施設かをご利用前にしっかりと聞いておくことが大切です。

●事業所の雰囲気
事業所のスタッフさんの雰囲気やお仕事中の現場の雰囲気をよく見学し自分にあっているかをよく見学・体験してみてください。


今日のテーマは「就労継続支援B型について学ぼう」でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。