放デイブログ

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放課後等デイサービスの選び方とは?


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ここ数年で放課後等デイサービスの事業所数は爆発的に増加しました。

事業所によって取り組みに対する独自性も多様化してきています。ニーズに合わせて事業所を選ぶことが出来るようになってきました。

しかし反面、何を基準に選べばいいのかと悩まれている方も少なくないと思います。

今回は放課後デイサービスの選び方について一緒に考えていきましょう。


特化したテーマによって選ぶ
特に最近の放課後等デイサービスは「〇〇特化型」といった、日常生活の中では体験出来ないような取り組みを扱う事業所が増えてきています。

健常者のお子さんと一緒にはサッカーが難しいお子さんのための「サッカー特化型」や「アート特化型」「音楽特化型」など。

また「学習支援特化型」の放課後等デイサービスも増えてきています。

私が運営している放課後等デイサービスも「就労準備型」として就労体験を提供しています。

お子様の興味に合わせて「〇〇特化型」の放課後等デイサービスの利用を検討してみてもいいかもしれません。

本利用の前に必ず施設の見学と1回以上の体験利用をお勧めします。
情報や評判を元に選ぶ
私が運営している放課後等デイサービスも新規利用のきっかけの半分以上が「口コミ」です。大切なお子様を施設に預ける以上やはり一定の「評判」を参考にする方が多い印象です。

知り合いからのくちコミを参考にする際のポイント
①「一緒に通わせよう」の誘いは慎重に検討する
すでにお子さんが放課後デイを利用されている保護者様がママ友を自分の子どもが通っているデイにご紹介されるケースがよくあります。ご紹介された手前お母様同士の関係性もあるため「一緒に通わせよう」と誘われると断りずらいと思います。しかし、最終的には必ずお子様がそのデイの活動に興味を持って通えるかを慎重に検討して決めてください。

②できるなら相談支援専門員さんの意見も聞く
もし、相談支援専門員さんがついてくれているなら利用を決める前に意見を聞いた方がいいです。相談支援専門員さんは常に様々な情報をチェックしています。クチコミ情報が本当に正確なのか懸念点がないかなど相談してみることが有効かと思います。

●相談支援専門員については以下の記事も参考にしてください。

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放課後デイを選ぶ時に注意した方がいいポイント
なんでも要望を聞いてくれることはお子さんの利益に直結しない

保護者様の要望をなんでも聞いてくれることは一見すると、とても良い事業所だと感じてしまいます。しかし、お子様にとっては不利益になってしまう場合もあります。

少し一例をご紹介します。

①利用定員を超えても受け入れてくれる事業所
保護者様からするといつでも必ず受け入れてくれるようなデイサービスは、急な用事にも対応してくれるのでとても助かる頼もしい施設です。しかし、中には計画的にお子さんの利用人数を調整出来ていないためにお子さんの人数に対してスタッフの数が明らかに足りていないようなケースもあるようです。そういったデイサービスは事故が起こりやすいので注意が必要です。

②送迎エリアがあまりにも広い
中には遠方まで送迎対応可能な放課後等デイサービスさんもいらっしゃいます保護者さんとしては希望のデイサービスを利用できるので助かります。しかし、必ずご利用前に確認していただきたいこととしてはお子さんが

「どれくらい車に乗っているのか?」
「デイサービス滞在時間はどれくらいなのか?」
「デイサービスではどんな活動をする時間が確保されているのか?」

は確認が必要です。
中には送迎時間が長すぎて施設についておやつを15分で食べてすぐに帰るような事業所さんもあると聞いたことがあります。あまりに遠方の事業所を利用するのはお子さんにとって負担が大きい場合があります。

放課後等デイサービスは上手く活用すると、本当にお子さんの力を引き出せたりお子さんの生活の質を高める素晴らしいサービスだと思います。

ぜひ、お子さんに合った施設を保護者様とお子様で見つけてください。

今日は「放課後等デイサービスの選び方とは?」について書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。