放デイブログ

放課後等デイサービスの仕事を楽しみたい全ての人のためのブログです。仕事が楽しくなる福祉の知識などを発信していきます。

放課後等デイサービススタッフ必見!!報連相のポイント


【放デイブログの運営者】

ryouiku-smm.site

 

f:id:kiminomirai:20210714180658j:plain

今日は「放課後等デイサービススタッフ必見!!報連相のポイント」というテーマです。

放課後等デイサービスでは毎日様々な業務やお子様の情報を扱います。

その中で大切になってくるのが「報連相」を確実にスタッフ間で行うということです。

今回はこの報連相について一緒に考えて行きましょう。

放デイは他職種が働く複雑な職場環境

●他職種が働く職場は報連相が特に大切


放課後等デイサービスは以下のように様々な職種が「お子さんの成長を支える」という同じ目的のために働く職場です。
  • 教育職(教員、幼稚園教諭)
  • 保育(保育士)
  • 医療(看護、リハビリ、心理)
  • 福祉

このように学んだ土台が違ったり、前の職場の特徴が異なるスタッフ同士でコミュニケーションをとるためにはスタッフ間で「相手に上手く伝える」ための方法を模索していく必要があります。

 

 

簡単には伝わらない前提で「伝える」
スタッフ間でコミュニケーションや報連相を行う上で、最も重要な考えとして「相手に自分の意図を理解してもらうことは難しい」とスタッフ一人一人が考えることです。

●わかってくれている「だろう」の考えをやめる

相手に報連相をする際に、これくらいわかってくれている「だろう」が事故やヒヤリハットにつながるケースは少なくありません。
報連相はし過ぎて困ることはないので、相手に99%伝わっている「だろう」ということでも再度伝えることが重要です。

●自分の当たり前は相手の「当たり前」ではない
現場でよく起こる報連相のトラブルとして「これは当たり前」「これは常識」と考えて相手に伝えることを省略して起こる事故やトラブルです。

先にも書いたように、放課後等デイサービスは他職種が働く職場のため「常識」や「価値観」がスタッフ間でも全く違う場合があります。

自分の「当たり前」は必ずしも他人の「当たり前」ではないと意識した方が良いかと思います。

●支援の考え方も「当たり前」はない
他職種が集まって働いている分、お子さんへの支援に対する考え方も各スタッフ違います。

最終的な目指すゴールは一緒でも、アプローチする手段が違うことも少なくありません。

スタッフAさんが得意な支援方法がBさんにとっては「好ましくない支援」と捉える場合もあります。

大切なのは普段から、自分の支援について相手に十分説明することです。

相手の支援を否定せず、お互いの支援を学ぼうとする姿勢が大切です。支援の手段は一つではありません。

 

 

めちゃくちゃ詳しく説明しても足りない
スタッフ間でのコミュニケーションや報連相は、「しつこい」「くどい」くらいでも相手には100%伝わり切りません。

●主語を明確にして伝えよう

ほとんどのコミュニケーションや報連相のトラブルの原因が「主語」を省略して伝えてしまうことから起こります。

保護者さんから連絡を受ける際にも、支援者が改めて主語を確認する習慣をつけておかないと予想できないようなトラブルにつながることがあります。

基本的には学校で習った5W1Hを「くどい」くらい明確に相手に伝えることが大切です。

5W+1H
  • いつ
  • 誰が
  • どこで
  • 何を
  • なぜ
  • どのように
●報告を聞いた相手が意識すること
聞く側は聞いた内容を相手に「こういう意味でいいですか?」と確認する作業が大切です。

意外と、自分が伝えた内容と相手が捉えている内容に違いがあってびっくりすることが多いかと思います。

●伝わらないのは「伝え方が悪い」の意識を持つ

 相手に上手く伝わらない場合は、相手に苛立ちを覚えることもあるかと思います。

ですが、自分のコミュニケーション能力や報連相の力を身につけるには「伝わらないのは自分の伝え方が悪い」という意識が大切です。

上手く伝わらない時にはさらに詳しく伝える努力を行ってみたり、一度伝えた内容を文章に書き出して自分で読み返して「どうすればもっと伝わるか」を考えてみましょう。


今日は「放課後等デイサービススタッフ必見!!報連相のポイント」について書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【今日のオススメ書籍】