【放デイブログの運営者】
「就労移行支援」は障がいのある方の社会参加をサポートするために創設された「障害者総合支援法」に基づいて運営されている通所型の福祉施設です。
一般企業等への就職を目指す障がいをお持ちの方に対して、「職業訓練の提供」と「就職活動の支援を中心に就職をサポートするサービスです。
今回は就労移行支援について皆さんと一緒に学んで行きたいと思います。
就労移行支援と就労継続支援はいずれも障害者の就労を支援するサービスです。しかし、目的や対象、雇用契約、などがそれぞれに違いがあります。
●簡潔に違いを説明すると
- 就労移行支援は就職を目指す学校
- 就労継続支援は就労のトレーニングができる職場
といった感じです。
高校(支援学校含む)卒業後に就労継続支援(A型、B型)の進路を選ぶ際に、まず就労移行支援でのアセスメント(お子さんの能力の評価)を受けるために短期間利用する必要があります。
地域や支援学校にもよりますが在学中に就労移行支援でアセスメントを受ける場合もあります(詳しくは各支援学校にお問い合わせください)
- 職務スキルや労働習慣を身につけることができる
就労移行支援事業しょでは、基本的なビジネスマナーやスキルを習得するための講座やワークなどのプログラムを実施している事業所が多いです。一般企業で働くために必要な労働習慣を身につけることができます。 - 働き続けるための自己管理のトレーニングができる
長く同じ職場で働き続けるには、日常生活の管理や健康維持が欠かせません。就労移行支援事業所では健康管理や生活リズムを整えるためのサポートのプログラムを行っている事業所が多いです。 - コミュニケーションスキルを身につけるトレーニングを受けられる
職場では働く人たちとのコミュニケーションが重要です。主体的に行動する姿勢が求められます。就労移行支援ではコミュニケーショントレーニングのグループワークを行っている事業所も多くあります。
こんな方は就労移行支援の利用がオススメ
- 自分と深く向き合い、自分で解決する力を身につけたい方
「自分の得意不得意」「自分の特性、性格」など自分自身を知ることは就労にとってとても重要な要素となります。また、自分一人で解決が難しいトラブルなどの際にSOSを発信できる能力もとても大切です。就労移行支援ではこのような内容のトレーニングを受けることが可能です。 - 就職についての情報収集のサポートを受けたい方
就労移行支援事業所は様々な企業や就職先との連携を日々取っています。自分一人では自分にあった職場を探すことが難しい場合も多いと思いますので、就労移行支援事業所にサポートしてもらいながら自分にあった職場を見つけることも良い手段かと思います。
今回は「就労移行支援ってどんな福祉サービス?」について書かせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。