放デイブログ

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【発達障がいおすすめドラマ】僕らは奇跡で出来ている


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前回のブログで「ドラマを見て自分の感受性を高めよう」と言ったお話をさせていただきました。

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今回は僕がおすすめする発達障がいを題材にしたドラマを「僕らは奇跡で出来ている」をご紹介させていただきます。

僕はこのドラマを見て自分の支援に対する考えが大きく変わりました。

 

すごくおすすめの作品です。

ストーリー紹介
高橋一生さんが演じる動物行動学を教える大学講師の相河一輝は、生き物のことや自分が気になることについて考え始めると没頭してしまい、時に人を困らせる変わり者。

しかし、常識や固定概念に捉われない言動は周囲の人々の価値観を大きく揺さぶり、好きなことに夢中になっていた頃の純真無垢な気持ちを思い出させる存在。

主人公の相川一輝の真っ直ぐな人柄に周囲が巻き込まれ徐々に自分を見つめ直す内容のドラマです。

 

おすすめポイント
●「障害」という言葉が全く出てこない障害をテーマにしたドラマ

「僕らは奇跡でできている」には障がいというキーワードが全く出てきません。

ですが、主人公の相川は明らかにADHD +自閉症スペクトラムの特性を持ったキャラクターとして描かれています。

それ以外にも、自閉症スペクトラムの同僚講師や学習障害の小学生などドラマの中では障害について取り上げられていませんがそれぞれの登場人物が特性を持ちながら人生を生きている様子が描かれています。

●周囲の人の温かさが障害特性を「能力」にする
主人公のマイペースや社会性の無さに関して一部の人たちは怒りをぶつけたり、不信感を抱かれます。しかし、主人公のおじいさんや職場の上司は本人のペースでのびのび生きていくことを全力で応援します。徐々に不信感を抱いていた相手も主人公と関わる中で自分の生き方や考え方を変えていくようになって行きます。

自分のすべてを認めてくれる相手がいることは、一見短所な障害特性を「長所」や「能力」に引き上げる大切な要因になるのだと考えさせられました。

●頑張ってもできないこともある

僕が一番好きな回が第7話です。LD(障害名は出てこない)の少年が母親から勉強ができないのは「勉強をもっと頑張らないからだ」「甘えている」と叱られていることに対して「頑張っても本当にできないこともある」と主人公が母親に説得する場面があります。

放課後等デイサービスの仕事の中でも、一般的にグレーゾーンといわれるお子さんは過去に同じようなことを大人から言われて学ぶことを放棄した経緯がある方が多くいらっしゃいます。ぜひ、支援者を含めた全ての大人にこの第7話を見てもらいたいです。

 

全てを受け入れる支援者としての役割
 このドラマを通じて私が学んだことはたくさんあるのですが。大まかに3点にまとめると以下のようになります。
  • 全てを受け入れるのが支援者としての役割
  • どうしようもなく困った時にだけ手を差し伸べることが大切
  • 「それ面白いね」の言葉で特性が短所から長所に変わる


今回ご紹介したドラマはFODにで見れるみたいなのでご興味があればぜひご覧ください。(ちなみに僕はDVDボックスを買いました。笑)

今日は「【発達障がいおすすめドラマ】僕らは奇跡で出来ている」について書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。