放デイブログ

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不登校のお子さんへの支援について



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【今日のテーマ】
みなさん今日も福祉のお仕事楽しめましたか?

 今日は不登校のお子さんへの支援」というテーマを書いていきたいと思います。

今回の記事は特に私達支援者が関わることが多い「障がい特性を持つお子さん」の不登校について書いていきたいと思います。

ある程度地域性のある内容にはなると思います。私が放課後等デイサービスを運営している地域の内容を元に書いていきたいと思いますのでご容赦ください。

小学校から中学校進学のギャップ
 子ども達が「学校に通えなくなる」タイミングとして中学校進学が挙げられます。

小学校ではなんとか周囲のサポートの元で学校に通えていたお子さんでも、中学校への大きな環境の変化に適応出来ずに「不登校状態」になるお子さんが少なくありません。

その要因として、、

①中学校に進学すると教科ごとに先生が違うため担任との関わりが少なくなる
②同年代の友達との精神年齢の差が大きくなり子ども達のコミュニティーに入れなくなってくる(イジメなどが発生する場合もある)
③地域によっては支援級在籍の児童の数が多く、十分なサポートが受けられない

などが挙げられます。

やはり、小学校と中学校ではじっくりと先生が一人のお子さんに関われる機会が少なくなる印象があります。

また、②に関しては中学校以降障がいがないお子さんの精神的な成長が一気に進むため、小学校の時期とは違った子ども同士のグループが形成されます。比較的精神的な発達が緩やかな障がいお持ちのお子さんが上手くグループに入れないようなケースも多いのではないかと思います。

 不登校状態になったお子さんの多くは、自分自身を否定的に捉えたり大人に対して反抗的な態度をとったりとかなり精神的に疲弊している方が多い印象です。

どうしても、大人はお子さんが完全に不登校になるまでの経過の中で「なんとか学校に行ってもらおう」と頑張ってしまいます。

お子さん自身も「学校に行かなきゃ」という気持ちがあるので、無理して学校に行く中で徐々に心がボロボロになってしまうケースが多い印象です。

一度心を休ませる
多くの不登校状態のお子さんが、限界まで頑張って「学校に行かない」というよりは「学校にいけない」状態になっている方が多いと思います。

一旦完全に精神的にダメージを受けてしまうと、次の行動に移るためのエネルギーを生み出すまでにかなりの時間を要します。

ですので、出来るだけまだ精神的なダメージが少ない時期に一旦学校に行くことを休憩して心の休養を取ることだ大切だと考えています。

重要なのは保護者さん含め周囲の大人が学校を休むことを「許容」してあげることだと思っています。

学校との協議や環境調整については一旦学校を休んでからでもいいかと思います。
私の放課後デイサービスにも不登校のお子さんがご利用されたケースがありますが、その後学校に復帰されたり進学されたケースに共通しているのは

保護者さんがあるタイミングで吹っ切れて学校にいかないことを「許容」されたということです。

周囲の大人が学校にいかないことを「許容」するとお子さんは自分自身で考える余裕を持つことができるのではないかと思います。
 
早めにサードプレイスを見つけよう
不登校に対しての最も大切なサポートがあります。

それは、家・学校以外のサードプレイス(第三の場)を早めに見つけておくことです。

サードプレイスに必要な要件としては

①自分の感情や思いを伝えられる相手がいること
②自分が頑張らなくてもそこに「居ること」自体を認めてくれること

この二つです。

出来るだけ、不登校などの問題が発生する可能性が高くなるもっと以前から探して利用しておくことをお勧めします。

私が運営しているような放課後デイもサードプレイスになり得ます。

それ以外には地域のスポーツクラブや、習い事などでもいいかもしれません。

サードプレイスがあると、学校で嫌なことがあっても相談できたり自分の気持ちを発散できるため精神的な安定状態を作りやすいかと思います。

また、お子さんの様子の変化を客観的に早期に捉えてくれるような役割になるかもしれません。
      
今日は 中高生のお子さんについてのお話で「不登校のお子さんへの支援について」でした
 
今日はここまでです☺️

ではでは!!